白髪とEPA

黒く染める事で白髪に対処する人もいます。
髪の健康に有効な栄養を摂る事でも、白髪を減らしたり予防したり出来る可能性があります。

今回解説するのは、EPA(エイコサペンタエン酸)という成分の効果です。
EPAには、増え続ける白髪を抑える効果が期待出来る成分であり、一般的な食材から摂取する事が出来ます。

EPAが髪や身体に与える具体的な効果やEPAが摂取出来る食材などについて知り、白髪改善に役立てましょう。

白髪が生えるメカニズムとEPAの効果

生えてくる髪に色素が付いていないと白髪の状態で生えてくるのです。
髪に色が付いているのは、メラニン色素が付いているからであり、このメラニン色素はメラノサイトという細胞によって作られます。

しかし、このメラノサイトの働きが弱まったり、作られた色素が髪に上手く取り込まれなかったりすると、生えてくる髪が白髪となる可能性が高くなるのです。
白髪が生えるのは、加齢の他に遺伝の影響や睡眠不足、紫外線などが原因となります。

また、栄養がどのくらい摂れているかも白髪の発生に関わっています。
栄養をしっかり摂れていれば。白髪の発生を抑えられる事が期待出来るのです。

白髪改善に有効な栄養としては。鉄分やチロシン、カルシウムなどが挙げられます。
EPAも白髪の減少や予防に役立つ可能性があるのです。

白髪と薄毛の関係

白髪に悩んでいる人の中には、薄毛も気になるという人もいます。
両者に直接的な関係はなく「白髪が生えると薄毛にもなりやすくなる」といった事はありません。

しかし、頭皮の血行不良や栄養不足によって発生しやすいという点では共通しているのです。
また、白髪と薄毛は同時に発生するケースもあります。

髪の量が減る事で、白髪がより目立つようになる事もあるのです。
白髪への効果が期待出来るEPAは、薄毛への効果を期待する声もあります。

しかし、両方に悩んでいるのでしたら、専門のクリニックを受診するのをおすすめします。

白髪が改善されるEPAとは?

白髪が改善されるEPA

そもそもEPAとはあん肝やウナギ、サバなどの魚介類に含まれている成分です。
医学的には正式に証明されていないものの、白髪を改善させ髪の健康を維持するのに役立つ可能性があります。

髪に良い成分には、他にDHA(ドコサヘキサエン酸)があるのです。
DHAも魚介類から摂る事が出来、主に青魚の頭部に含まれている傾向があります。

このDHAは、一般的に記憶力を向上させる成分として認識されています。
しかし、EPAと同じように、髪のコンディションを良くする働きが期待出来るのです。

EPAの白髪改善効果

白髪は頭皮の血行が悪くなるのに伴い、髪に栄養が行き渡らなくなる事から生える事があります。
EPAには、頭皮の血行を改善させる働きが期待でき、またEPA自体髪や毛根を包む毛包の栄養となるのです。

そのため、白髪が生えにくくなり、さらに切れ毛や抜け毛が減り髪にツヤと潤いが出る効果も期待出来ます。
なお、髪の色となるメラニン色素を作り出す効果や、ヘアカラー剤の化学成分である過酸化水素を除去する効果はEPAにはありません。

EPAの身体への効果

EPAには白髪を抑えるだけでなく、身体にも良い効果をもたらす事が期待出来るのです。
EPAを摂取する事でコレステロール値が改善したり、血管の内側の壁が丈夫になったりする可能性があります。

それにより、心筋梗塞や冠動脈疾患、脳卒中などの予防に繋がる事が期待出来るのです。
また、EPAには免疫力を強化させる働きもあり、関節リウマチなどの自己免疫疾患の症状を和らげる効果も望めます。

髪にも身体にも良い効果が期待出来るEPAですが、日本人の場合魚を食べない人を中心に不足している傾向があるのです。
もし魚があまり好きでない場合は、αリノレン酸の摂取を心がけましょう。

αリノレン酸は、亜麻仁油、大麻油、大豆油といった植物油に含まれいます。
これを摂取すれば、体内でEPAが合成されやすくなるのです。

それにより、EPA不足が解消出来る可能性があります。

白髪改善に有効なEPAの簡単な摂り方

白髪改善に有効なEPAの簡単な摂り方

白髪を抑える可能性のあるEPAを簡単に摂取するためには、青魚の缶詰を食べるのをおすすめします。
缶詰の状態であれば調理もしやすく、またDHAも共に摂取出来る可能性が高いのです。

缶詰の魚はそれだけでも楽しめますが、飽きが来ないように煮物にしたりパスタの具にしたりと、アレンジを加えるのをおすすめします。
EPAが豊富に含まれている青魚は、沢山あるのです。

  • アジ
  • イワシ
  • サケ
  • サバ
  • サンマ

缶詰の中の水分も一緒に器に盛り付ける事で、より多くのEPAを摂取出来る可能性があります。
また、缶詰自体の値段もそれほど効果ではないため、経済的なメリットも期待出来るのです。

EPAの1日の摂取量

白髪をしっかり改善、予防したいのであればEPAの摂取量に意識を向けるのも大切です。
EPAは1日1000mg摂取するのが好ましく、これはイワシの場合1尾分にあたります。

また、DHAも一緒に摂りながら白髪を改善するのであれば、EPAとDHAを合わせた摂取量にも意識を向けてみましょう。
例えば、30~40代の女性であればEPAとDHA合わせて1600mg、50~60代の女性であれば2000mgという量を1日の内に摂取出来るのが理想です。

1日1食は脂ののった青魚を食べる習慣を付ければ、白髪改善に必要なEPAもDHAも摂取出来る可能性があります。
忙しくて毎日料理をするのが難しい場合は、青魚の料理を作り置きしましょう。

白髪改善に有効なEPAを摂る時の注意点

EPAを摂る事で、白髪が生えにくくなる事があります。
しかし、摂取するにあたりEPAのこうした特徴に注意しなくてはなりません。

  • 熱に弱い
  • 食べ方に良し悪しがある
  • 過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす

まず熱に弱いという特徴については、青魚などを生で食べる他、汁ものにするという食べ方で対処出来る可能性があります。
汁を飲めば加熱によって溶け出したEPAも摂れる事が多いのです。

一方、焼き魚や揚げ物という形で青魚を食べようとすると、溶け出したEPAは摂れなくなるので、EPAの摂取量は減る恐れがあります。
あらゆる調理法で食べ続ける方が魚料理に飽きにくくなりますが、EPAが熱に弱い点は知っておきましょう。

また、食べ合わせについては、ビタミンEやミネラルを含むトマトやゴマと一緒に食べると、より高い白髪改善効果が期待出来るのです。
最後に、EPAの過剰摂取においては出血しやすくなる、消化器系の不調が起こるなどのトラブルが起こる恐れがあります。

そのため、EPAの摂取量は1日3gまでにとどめるのが理想です。

白髪予防に必要なミネラルも一緒に摂る

EPAの摂取も白髪予防のために重要ですが、ミネラルの摂取にも注意を向けましょう。
日本人はEPAだけでなく、ミネラルも不足している傾向があります。

ミネラルは鉄分や銅などを指しますが、特に女性は鉄分が不足している人が多いのです。
ミネラルは、ビタミンや酵素の働きを助ける機能が期待される成分である事から、身体の健康にも白髪予防にも欠かせません。

そのため、食べ物やサプリメントから積極的にミネラルを摂取するのをおすすめします。

魚以外の油からは白髪を改善させるEPAが摂れない

魚以外の油からは白髪を改善させるEPAが摂れない

EPAは青魚をはじめとする魚介類の油から摂れる事が多いのです。
一方、お肉やドレッシングの油からではEPAを摂る事は出来ません。

また、こうした動物性、植物性の油を摂り過ぎると、髪に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなる傾向があります。
それにより、かえって白髪が生えやすくなる恐れがあるのです。

油にも種類があり、それぞれ働きが異なります。
EPAをしっかり摂って白髪を生えにくくするには、魚介類の油を積極的に摂取するよう心がけましょう。

白髪とEPAのまとめ

白髪とEPAのまとめ

EPAは身体へのメリットも望めますが、髪の毛を健康な状態に近付ける可能性もあるのです。
EPAを摂取する事で髪の毛や毛包の栄養となるほか、頭皮の血の巡りが良くなる効果も期待出来ます。

そのため、白髪が生えにくくなる事があるのです。
また、EPAには切れ毛や抜け毛が減ったり髪にツヤ、潤いが出たりするメリットも期待出来ます。

そういった点でも、髪のコンディションの改善に役立つ可能性があるでしょう。
EPAは魚介類に多く含まれる傾向にあり、青魚のイワシやサバなどの缶詰から簡単に摂取出来るのです。

こうしたものからEPAを摂る際、ビタミンEやミネラルも一緒に摂るよう心がける事で、より白髪が生えにくくなる可能性があります。