黒髪の中の白髪は、たった数本でも非常に目立ちます。
それだけに、若い方はもちろん、白髪増えてくる世代のお悩みは深刻です。
「この白髪さえなかったら…」と、鏡を見るたび溜息が出てしまうという方も少なくないでしょう。
白髪は染めるしかない!と思われがちです。
しかし、ビタミン不足や食事の偏りも白髪の原因の一つなのです。
このため、食事の見直しによって白髪の予防・改善効果が期待出来ると言えるでしょう。
こちらでは、白髪対策のポイントとなる「食事」についてお話ししたいと思います。
白髪ケアに有効なビタミンや栄養素にはどんなものがあるのか。
また、それらを豊富に含む食品や、効率良く摂取する方法もご紹介します。
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白髪の予防・改善に効果的な栄養素とビタミン
白髪の直接的な原因は、メラニン色素の衰えや不足です。
髪に黒い色を付ける働きをするのがメラニン色素。
そして、それを作っているのがメラノサイトと呼ばれる細胞です。
メラノサイトは、チロシン(アミノ酸の一種)を使ってメラニン色素を作り出します。
また、身体が栄養不足や血行不良の状態だと、メラノサイトに十分な栄養や酸素が供給されず白髪の原因となります。
こうした事から、白髪対策のポイントはメラノサイトの働き高めるような食事と言えるでしょう。
白髪の予防・改善に効果的な栄養素とビタミンには、次のようなものがあります。
髪の材料はタンパク質とアミノ酸
髪の毛の99%は、ケラチンというタンパク質の一種で出来ています。
つまり、髪の主な材料はタンパク質なのです。
タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されています。
髪の生成に関わるアミノ酸のうち、白髪と密接な関係にあるのがチロシンです。
というのも、チロシンはメラニン色素の生成に欠かせない物質なのです。
チロシンが不足すると色の付かない髪、つまり白髪が生えてきます。
こうした事から、白髪の改善にはタンパク質とチロシンを始めとするアミノ酸の十分な摂取が有効と言えるでしょう。
なお、タンパク質は肉や魚介類、乳製品、大豆製品に多く含まれています。
チロシンを豊富に含むのは、チーズや魚卵、ナッツ類などです。
メラニン色素を元気に!ミネラルで白髪を予防・改善
ミネラルは、身体機能の維持・調整や老化を防止する働きをしています。。
メラニン色素を元気にして、白髪の予防・改善効果が期待出来るミネラルは次の4つです。
亜鉛
タンパク質の合成に必要なため、不足すると髪が作られなくなります。
また、細胞の新陳代謝を促す物質の生成にも関与し、毛母細胞の分裂に影響を与えます。
このため、亜鉛が不足すると髪の成長が妨げられるのです。
ヨウ素
甲状腺ホルモンの生成に関わっています。
不足するとタンパク質や糖質などの代謝がうまく行われず、髪や頭皮の栄養が足りなくなります。
鉄
鉄分が不足すると貧血になり、血液は髪に必要な栄養や酸素を運ぶ事が出来ません。
その結果、白髪が生えたり髪の成長に悪影響を与えます。
銅
メラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の合成に関与しています。
よって、銅不足は白髪や抜け毛の原因となります。
不足すると白髪に?ビタミンと葉酸
各種ビタミンは、他の栄養素がスムーズに働けるようにサポートする役目をしています。
少し意外かもしれませんが、タンパク質と並んで髪の健康にとって重要なのがビタミンなのです。
中でも、葉酸を含むビタミンb群は、髪の健康維持と白髪対策に欠かせない栄養素と言えるでしょう。
血液を作ったり、チロシンの吸収を高めてメラニン色素を活性化するなど、黒髪を守る様々な作用が期待出来ます。
また、抗酸化作用で髪の老化を防止したり、血行を促進して髪に十分な栄養が届ける働きをするのもビタミンです。
つまり、ビタミンが不足すると、白髪になりやすくなるのです。
白髪対策に有効なビタミンの種類や特徴をまとめます。
白髪対策・ビタミンb12
別名「美髪のビタミン」とも呼ばれているビタミンb12は、白髪対策に欠かせない栄養素です。
ビタミンb12は、メラノサイトの活性化させる作用を持っています。
メラノサイトの機能が高まれば、髪を黒くするメラニン色素が増える事になります。
また、貧血は白髪の原因の一つです。
ビタミンb12は血液を作りだす働きをして、髪に十分な栄養や酸素が届くのを助けます。
睡眠不足も白髪の原因になりますが、ビタミンb12には睡眠の質を高める作用があると言われています。
このように、ビタミンb12は様々な角度から働きかけて、白髪の予防・改善に効果を発揮するのです。
白髪対策・ビタミンb9(葉酸)
ビタミンb9(葉酸)は、「造血のビタミン」と呼ばれています。
ヘモグロビンを生成に関わり血液を作る働きをしてるビタミンです。
葉酸によって作り出された血液が、メラノサイトに栄養や酸素を届ける事で黒髪が維持されています。
メラノサイトは血液を介して、チロシンなどを受け取りメラニン色素を作りだすのです。
黒く健康な髪が生えてくるためには、毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、健全に成長する必要があります。
細胞分裂を促す作用を持つビタミンb9はそれを助けます。
こうした事から、ビタミンb9はビタミンb12と同じく、白髪対策に有効な栄養素と言えるでしょう。
なお、ビタミンb9は妊娠中や経口避妊薬(ピル)を服用していると不足しやすくなります。
ビタミンbで白髪改善・ビオチンとパントテン酸
ビタミンb群の仲間であるビオチンとパントテン酸も、白髪の改善に役立つ栄養素です。
ビオチンは「皮膚と髪のビタミン」と呼ばれ、粘膜や皮膚・毛髪の健康維持する働きをしています。
熱や光、酸にも強いため、調理法によって壊れてしまう事が少ないビタミンです。
パントテン酸の別名は「抗ストレスと代謝のビタミン」です。
ストレスも白髪の原因と言われていますから、自律神経を整えてストレスを緩和するパントテン酸は白髪対策に有効と言えるでしょう。
また、次に触れるビタミンcの働きを助ける作用も持っています。
ビオチンとパントテン酸は、腸内細菌から作り出せるため、通常は不足しにくいビタミンです。
しかし、飲酒や喫煙によって、体内で大量に消費されてしまう点に注意が必要でしょう。
白髪対策・ビタミンc
ビタミンcは「抗酸化のビタミン」と呼ばれています。
水溶性のビタミンのため、主に血液中に存在。
その強力な抗酸化作用によって、身体の老化を防止する働きをしています。
美白と美肌のイメージが強いビタミンcですが、頭皮環境を健やかに保つ役目も期待出来る栄養素です。
コラーゲンやタンパク質の合成を促す働きもするため、抜け毛や白髪対策としても有効と言えるでしょう。
さらに、ビタミンcには白髪の原因であるストレスを緩和する作用があります。
また、先ほどもお話しした通り、白髪の予防・改善にはミネラルの摂取が効果的です。
亜鉛や鉄は吸収率の低さがネックですが、ビタミンcはそれらの吸収力を高める働きをする事が分かっています。
白髪対策・ビタミンe
「抗酸化と血行促進のビタミン」と呼ばれるビタミンe。
脂溶性のビタミンで、細胞膜や肝臓や心臓、血液、脂肪組織に蓄えられています。
ビタミンcと並んで優れた抗酸化作用を持ち、脂肪組織やタンパク質、血管などの老化防止が主な働きです。
髪や周辺組織の老化も原因の一つですから、ビタミンeは白髪対策にも有効と言えます。
また、ビタミンeには血管を拡張して血流を良くする作用があります。
血行が促進される事で、毛母細胞やメラノサイトに栄養が運ばれ、白髪の予防・改善効果が期待出来るでしょう。
なお、ビタミンeはビタミンcと相性が良く、一緒に摂取する事で抗酸化力がより高まると言われています。
ビタミン摂取にオススメの食材と効果的な摂取方法
ビタミン摂取にオススメの食材と、より効果的な摂取方法をご紹介します。
ビタミンb12
ビタミンb12の含有量が多いのは、魚介類(筋子・アン肝・アサリ)や肉(特にレバー)です。
熱に強い反面、水に弱い性質を持つため、生食が理想的。
あるいは煮汁ごといだだけるスープがオススメの調理法です。
ビタミンb9(葉酸)
葉酸を多く含む食材は、モロヘイヤなどの緑黄色野菜です。
動物性の食品では、レバーやウニ、筋子など限られた食材にしか含まれていません。
水溶性ビタミンのため、サラダや野菜ジュースでの摂取が効率的です。
ビタミンc
イチゴやかんきつ類、野菜などに豊富に含まれています。
水にも熱にも弱いため、洗い過ぎ・茹ですぎ厳禁です。
ビタミンe
植物油や魚(サーモンやウナギ)、ナッツ類に多く含まれています。
油と相性が良く吸収率が上がるので炒め物がオススメ。
ビタミンaやcと組み合わせる事で抗酸化力がアップします。
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白髪とビタミンのまとめ
ビタミン不足は白髪の原因になります。
このため、白髪の予防・改善のポイントは、ビタミン摂取を意識した食事と言えるでしょう。
複数のビタミンや栄養素が影響し合い、様々な働きかけを行う事で黒く健康な髪が生まれます。
つまり、白髪を改善するには、これらの各種ビタミンを継続して摂取する必要があるのです。
しかも、身体の内側からの白髪ケアは、効果が現れるまでに時間が掛かります。
少なくとも3ヶ月以上経たないと、変化が見られないとも言われています。
そのため、食事の見直しと併せて、髪を傷めない白髪染めを使用されるのが良いでしょう。
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