白髪染めはセルフで自宅派という方で、皮膚まで染まってしまい焦った!
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
頭皮や顔・身体の皮膚に付いた白髪染め剤は非常に落ちにくいものです。
また、白髪染めをしていて、染料がついた場所にかゆみを感じた経験があるという方も多いようです。
白髪染めで皮膚が炎症?と不安に思われたことでしょう。
こちらでは、白髪染めが皮膚についてしまった場合の対処法を紹介します。
皮膚についた染料の落とし方、付かないようにする方法の他、白髪染めが皮膚に与える影響についてもお話しします。
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白髪染めは皮膚につくと落ちない?
白髪染めが皮膚に付いてしまうと落とすのに一苦労です。
一般的に、毛染め剤は濃い色になるほど、皮膚に色移りしやすくなると言われています。
白髪染めは、白髪を暗いトーンで染める事が目的で使われるものです。
当然、黒やダークブラウンなどの濃い色が中心となります。
白髪染めが地肌など皮膚に付きやすく、落としにくいと言われるのは、こうした理由からでしょう。
また、伸びてきた白髪のリタッチの際にも注意が必要です。
生え際までしっかり染めようと染料を塗り込む事で、フェイスラインの皮膚まで染まってしまうケースが目立ちます。
では、白髪染めをする時には、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?
白髪染めで皮膚が染まったらどうする?
皮膚は新陳代謝をしています。
そのため、例え頭皮などが白髪染めで染まってしまったとしても徐々に落ちていきます。
しかし、場所によっては、自然に落ちるのを待っていられない場合もあるでしょう。
人目に付きやすい、頬など顔の皮膚や爪が黒く染まってしまえば、そのまま放置というわけにもいきません。
毛染め剤用のリムーバーを使えば確実です。
しかし、事前に用意されている方は少ないのではないでしょうか?
皮膚についた白髪染めの落とし方
皮膚に付いた白髪染めを、自宅にある物で落とす方法をご紹介しましょう。
1.固形石鹸
お湯で流しても落ちない場合は、固形石鹸を使ってなるべく早く軽くこすり洗いして下さい。
石鹸をタオルなどにつけてから、染料のついた皮膚を優しくこすっても良いでしょう。
2.クレンジングオイル
頭皮や手に付いてしまった場合、クレンジングオイルをなじませ、染料を浮かせてから洗い流すと落ちやすくなります。
3.灰を使う
タバコの灰や紙を燃やした灰をこすり付ける方法もあります。
白髪染めがついた皮膚を水などで濡らした上で、灰を付けたガーゼなどで軽くこすります。
4.爪はブラシで
特に落としづらいのが爪についた白髪染めです。
気が付いたらすぐ、爪用のブラシ、又はスポンジでこすると落としやすくなります。
皮膚の白髪染めを落とす時の注意点
皮膚の白髪染めを落とす際、間違ったやり方で肌を傷める事がありますので注意しましょう。
染料が付いた時には、慌ててついゴシゴシとこすってしまいがちです。
しかし、強くこすっても効果はさほどありませんし、かえって肌荒れのもとになります。
また、早く落としたい一心で、日に何度も洗うのもタブーです。
洗い過ぎによる皮膚の乾燥・バリア機能の低下で肌にダメージを与えてしまいます。
除光液や医療用漂白剤、メラニンスポンジが染料落としに良いとされています。
しかし、安易に試す事はオススメ出来ません。
これらは本来、皮膚に使う用途の物ではないため、頭皮や皮膚を傷めるなどトラブルの原因となります。
肌についた白髪染め剤は、正しい方法で優しく丁寧に落とすのが一番です。
白髪染めが皮膚に付かないようにする方法
付いてすぐにティッシュなどで拭き取ればともかく、時間が経つにつれ皮膚についた白髪染めは落としにくくなります。
どうしてもとれない時は、ファンデーションなどで隠す事も出来ます。
しかし、場所によってはそれも難しいでしょう。
そのため、セルフで白髪染め剤を行う場合は、皮膚に付かないように予防する事が大切です。
手指や爪に白髪染めが付いてしまうと、特に落とすのが大変になります。
面倒でも、白髪染めを行う際はビニール手袋などを使用するようにしましょう。
また、次のような予防策を講じる事で皮膚が染まって困ったり、染料落としによる肌ダメージを軽減する事が出来ます。
保護クリームで皮膚を守る
白髪染めがつきやすい生え際やこめかみ、うなじ、耳まわりなどには、あらかじめ保護クリームを塗っておきます。
人目につくフェイスラインの皮膚が染まってしまうと、自然に落ちるのを待つ事は出来ないでしょう。
しかし、事前にひと手間かけてクリームを塗っておけば、白髪染めが皮膚につくのをかなり防止出来ます。
美容院では専用のクリームを使います。
しかし、自宅の場合は肌に使用OKな油分のある物で代用が可能です。
例えば、ワセリン・クレンジングクリーム・コールドクリーム・ハンドクリームなどがこれに当たります。
ただし、保護クリームの油分が髪に付いていると、その部分の白髪は染まりにくくなります。
クリームは、髪に付かないように丁寧に塗るようにしましょう。
乳化で皮膚の白髪染めをしっかり落とす
白髪染めをする時に、染め終わってすぐシャンプーをしていませんか?
シャンプーで洗い流す前に「乳化」を行えば、頭皮など皮膚についた染料を取り除く事が出来ます。
とても簡単ですので、ぜひお試し下さい。
乳化とは、ぬるま湯を少しずつなじませ、皮膚についた白髪染めを無理なく落とす方法です。
カラー剤を一気にシャンプーで洗うのではなく、まず少量のお湯で髪や頭皮を優しく揉み込みます。
こうすることで皮膚についた白髪染め剤が浮き上がり、するりと落ちるのです。
また、乳化には髪や頭皮への刺激を軽減したり、白髪染めの色持ちを良くする効果もあります。
白髪染めが原因で皮膚トラブル・皮膚障害?
白髪染め中や、毛染め後にピリピリした刺激を皮膚に感じた事はありませんか?
近年、かぶれや赤みなど、白髪染めによる皮膚トラブル・アレルギーの症例が急増しています。
その大半は、白髪染めに含まれる刺激性の強い成分、ジアミン系の薬剤が原因と言われています。
一方で、髪を脱色し、内部に色素をしっかり浸透させるジアミンは、毛染め剤には欠かせない物質でもあります。
よって、皮膚トラブル・皮膚障害などのリスクがありながらも、多くのヘアカラーに使用されているのです。
基本的に、ジアミンアレルギーは一度発症すると治りません。
アレルギー体質の方が繰り返し白髪染めを使うと、重症化し命に関わるケースもありますので十分注意しましょう。
白髪染めで炎症・皮膚がかゆい、対処法は?
白髪染め中に(多くの場合は開始後すぐ〜数分)ピリピリした刺激を感じたり、痒みが出た時はただちに毛染めを中止して下さい。
白髪染め剤による接触性皮膚炎、いわゆるかぶれ症状と思われます。
お湯で丁寧に流して様子を見ましょう。
また、白髪染め後にカラー剤がついた場所に、赤みや腫れ、湿疹、痒みなどの症状が現れた場合、アレルギー症状の可能性があります。
白髪染めアレルギーは、毛染め後6時間後から48時間後に強く症状が出るのが特徴です。
アレルギーは、急激に悪化する恐れもあります。
そのため、変だなと思ったら、すぐに医療機関を受診して下さい。
こうした症状を防ぐためには、毎回パッチテストをする事が大切です。
また、皮膚が敏感になりやすいので、体調が優れない日は白髪染めを行わないようにしましょう。
白髪染めで皮膚炎、治療は皮膚科?
白髪染めで皮膚に炎症やかゆみなどが見られた場合は、すみやかに皮膚科を受診するようにして下さい。
白髪染め剤による皮膚炎の治療は基本的に薬物療法です。
ステロイド系の内服薬・塗り薬、抗ヒスタミンなどが処方され、多くの場合は1週間程度で症状が治まってきます。
しかし、良くなったからと言って、自己判断で再度、白髪染め剤を使うことは絶対にやめましょう。
白髪染めアレルギーは、繰り返す事で重症化しやすいとされています。
症状が重い場合には、点滴治療などで入院が必要になる可能性も出てきます。
最悪、呼吸困難や全身の蕁麻疹など、ショック症状を起こす事があります。
そのため、たかが皮膚炎などと思わず十分注意して下さい。
皮膚が弱い人も使える!皮膚に優しい白髪染めとは
白髪染めによるアレルギーを発症した方は、二度とジアミン系の白髪染め剤を使う事が出来ません。
ノンジアミンの白髪染めはいくつかあります。
オススメはルプルプや利尻などのカラートリートメントです。
ヘアマニキュアもジアミンを含みませんが、皮膚につくと落としにくいのが難点でしょう。
手や指も染まってしまうため手袋が必須です。
その点、カラートリートメントは素手でもOK。
もちろん、皮膚についても、洗えばすぐに落とせます。
一般的な白髪染めに比べると発色はやや劣りますが、刺激が少なく皮膚に優しい白髪染めと言えるでしょう。
地肌についても問題ないため、生え際までしっかり塗り込む事も出来ます。
カラートリートメントを使えば、アレルギーの方も皮膚が弱い方も安心して白髪を染められます。
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白髪染めと皮膚のまとめ
白髪染め剤は皮膚に付きやすく、一度染まってしまうと落としにくいという特徴があります。
このため、前もって皮膚に染料がつかない工夫をしておく事が大切です。
また、皮膚に付いた白髪染めが原因で、肌トラブルが起こりやすいので注意が必要でしょう。
白髪染めアレルギーが疑われる場合は、すぐに皮膚科を受診して下さい。
一般の白髪染め剤は、皮膚に強い刺激を与える成分を含んでいます。
髪や地肌に対するダメージを考えると、出来る限り皮膚に優しい白髪染めを使う事が望ましいでしょう。
オススメは、ルプルプや利尻など、髪や皮膚をいたわりながら染められる白髪染めトリートメントです。