白髪染めの方法として、美容院・市販の白髪染めのどちらかを行っている人が多いと思いますが、白髪染めで気になるのが髪の傷みです。
そんな髪の傷みが気になる人にオススメなのが、紅茶を使用した白髪染め方法になります。
普段飲んでいる紅茶を使った白髪染め方法や、そのメリット・デメリットなどについて詳しく見ていきましょう。
紅茶での白髪染めは髪に優しい
白髪染めのデメリットとして一番に挙げられるのが、やはり髪の傷みです。
市販の白髪染めは、誰でも簡単に染められるように薬剤が強めになっているという特徴があるので、髪の傷みは当然ながらかなり大きくなります。
また、美容院の場合は髪の傷みを考慮して薬剤を使用していたり、トリートメントなどで髪を痛みから守る工夫がなされてはいます。
しかし、やはり髪に負担は掛かってしまいます。
一度白髪染めをすると、白髪が伸びてきた時にすごく目立ち気になります。
そのため、また再度白髪染めを行いますが、白髪染めを何度も繰り返す事で髪の傷みは少しずつ蓄積されていってしまうのです。
白髪染めによる髪の傷みは、しょうがないと諦めてしまっている人もいるかもしれません。
しかし、髪を傷める事なく白髪染めが出来ると話題になっているのが紅茶による白髪染めです。
紅茶は安心して飲める飲み物なのでその安全性は言うまでもなく、もちろん髪に付けても髪を傷める心配はありません。
紅茶を使った白髪染め方法とは?
紅茶には、抗酸化作用や殺菌作用の他にも、虫歯予防効果やリラックス効果など様々な健康効果があります。
同様に、髪に対しても良い効果をもたらしてくれます。
紅茶にはシステインやメチオニンなどのアミノ酸が豊富に含まれています。
このアミノ酸は、髪の元と言われているぐらい髪にとって非常に必要な栄養素となります。
アミノ酸によって頭皮の血行を良くしたり、頭皮の健康を保つ効果が期待出来るのです。
また、髪の約9割はたんぱく質のケラチンから構成されていますが、アミノ酸はこの髪を構成する上で必要なケラチンを作る原料にもなります。
上記の事などからも、アミノ酸を豊富に含む紅茶は、髪の構成や髪の健康にとっても良い効果を与えてくれるという事が分かると思います。
その他、紅茶に含まれている成分としてはタンニンも有名です。
このタンニンは、たんぱく質と結び付きやすいという特徴がある事も髪に効果がある理由の一つとなります。
白髪は加齢だけではなく、頭皮の血行不良や栄養不足なども原因です。
しかし、紅茶を髪に塗布する事で頭皮の血行促進や栄養供給に繋がるため、白髪に対しても良い影響を与えてくれるのです。
紅茶スプレーの作り方
紅茶を手軽に髪に塗布するためには、スプレーボトルを使った紅茶スプレーが便利です。
作り方、使い方はとても簡単で、普通通り、または少し濃い目に紅茶を作り冷ましてからスプレーボトルに入れ、それを髪にスプレーします。
紅茶は何を使っても問題ないですが、茶葉よりもティーバッグを使用した方が、より簡単で後片付けも楽なのでオススメです。
紅茶を入れる際のポイントとしては、しっかりと沸騰したお湯を使い、皿やラップなどを使いフタをして茶葉をしっかりと蒸らす事が大事と言えます。
濃い目が好き・薄目が好きなど濃さには、人それぞれ好みがあります。
しかし、白髪染め用の紅茶スプレーとして使用する時は、薄目だと白髪染め効果も弱まるため、パッケージなどに記載してある作り方、または少し濃い目に作りましょう。
作った紅茶スプレーは冷蔵庫で保管しておくと数日間は使えますが、たっぷりと使い毎回紅茶スプレーを作ってももちろん問題はありません。
また、白髪染めとして知られているヘナを紅茶で溶いている人もいますが、紅茶で溶く事でヘナ特有な匂いを軽減させる効果があります。
紅茶で白髪染めのメリット・デメリット
紅茶スプレーをスプレーする事で白髪に紅茶の色素が入り込むため、白髪が自然な感じで染まっていきます。
また、紅茶に含まれるアミノ酸などの栄養素が頭皮の血流を促進し、髪に栄養を与えてくれるため、頭皮の健康や白髪予防にも繋がっていきます。
そして、紅茶スプレーの最大にメリットは、髪を傷める心配がないため毎日でも使用出来るという事です。
白髪染めで髪がだいぶ傷ん出来たという人は、紅茶スプレーで髪を少し休ませてあげると良いでしょう。
逆に、紅茶スプレーのデメリットとしては、スプレーする際に服や床・壁髪などにかかると色がついて汚れてしまうという点です。
服などに掛からないように、事前に肩などスプレーが掛かりそうな場所にタオルをかけておくと良いでしょう。
白髪染めと紅茶のまとめ
白髪染めと紅茶は一見なんの関係もなさそうに思えます。
しかし、紅茶は天然の白髪染めとして髪を傷める事なく、気になる白髪を安全に染める事が出来るとても万能なアイテムなのです。
何気なく飲んでいた紅茶は健康効果だけではなく、頭皮や髪・白髪に対しても高い効果を発揮するという事を覚えておきましょう。