![白髪染めの保護クリーム](https://siragazome-ranking.com/wp-content/uploads/2018/11/hogo-cream.jpg)
白髪染めをする時などに、フェイスラインに塗る保護クリーム。
美容院でよく塗られるあのクリームは、なぜ使われるのでしょうか。
顔の周りを守るためというのは何となくお分かりだと思います。
しかし、案外詳しくご存じない方も多いようです。
こちらでは、そんな白髪染めの保護クリームについてお話ししたいと思います。
白髪染めの時に保護クリームを使うのはなぜなのか、正しい使い方、保護クリームが手元にない場合の代用品もご紹介します。
白髪染めの保護クリームの役割
そもそも、保護クリームとはどんなものなのでしょうか。
- 保護クリームの役割や効果
- よく使われる場面
- 自宅でセルフカラーの場合に使った方が良いのか
上記のような保護クリームについての疑問を解説していきます。
まずは、白髪染めの保護クリームの役割について考えてみましょう。
生え際が染まるのを防ぐ
白髪染め保護クリームの第一の役割は、生え際が染まるのを防ぐ事です。
一般的に、生え際や分け目、襟足などの白髪は目立ちやすいもの。
そして、こうした場所をキレイに染めるためには、染料を地肌までしっかりと塗り込む必要があります。
すると、白髪も染まるけれど肌も一緒に染まってしまう、という困った事態が起こるわけです。
これを防ぐために保護クリームが使われます。
事前に保護クリームを塗っておく事で、生え際の皮膚の着色を防止してくれるのです。
暗いトーンに染めるのが目的の白髪染めは、頭皮に付くとよく目立ちます。
また、ヘアマニキュアは皮膚に付くと非常に落としにくいのが特徴です。
そのため、保護クリームは白髪染めやヘアマニキュアの際の必須アイテムと言えるでしょう。
かぶれ・スキントラブル防止
二つ目の役割は、白髪染め剤によるかぶれやスキントラブルの防止です。
一般的な白髪染めカラーは皮膚に対する刺激が強く、痒みやただれといった肌荒れの原因になる事があります。
通常、頭皮と比べると顔の皮膚の方がデリケートです。
そのため、頭皮は何ともないのに、生え際やフェイスラインにピリピリとした刺激を感じるという方は少なくありません。
保護クリームを塗る事で、そうした皮膚への刺激を和らげる事が出来るのです。
なお、敏感肌の方は保護クリームを使用しても薬剤がしみる事があります。
その場合は、頭皮を保護するスプレーを併用するのも一つの方法です。
肌に付いた白髪染めが落としやすくなる
先ほどお話しした通り、保護クリームの一番の目的は、白髪染めで肌が染まるのを防ぐ事です。
しかし、どんなに気を付けていても、生え際や耳まわりなどの皮膚に染料が付いてしまう事があるもの。
そんな時も保護クリームが強い味方になります。
事前に保護クリームを塗っておけば、肌に付いた白髪染めが落としやすくなるのです。
白髪染め剤は油分を含んでいます。
保護クリームも油で出来ていますから、油同士でよく馴染みます。
油を油で浮かせるようなイメージで、肌に付いてしまった白髪染めを楽に落す事が出来るのです。
ある意味当然かもしれませんが、カラー剤が皮膚についている時間が長いほど落ちにくなります。
染料を素早く落とせる保護クリームを使うメリットは大きいと言えるでしょう。
白髪染め保護クリームの使い方
![白髪染め保護クリームの使い方](https://siragazome-ranking.com/wp-content/uploads/2017/07/point1.jpg)
白髪染めを行う時の保護クリームの重要性はお分かりいただけた事と思います。
でも、せっかく使うなら効果的に使いたいもの。
という事で、保護クリームの使い方のコツや、注意点についてお話ししたいと思います。
また、保護クリームが手元にない場合の対処法もご紹介します。
保護クリームの塗り方とコツ
保護クリームの塗り方のポイントは、何と言っても量をケチらない事。
たっぷり使う事が大切です。
白髪染めが付きやすい、フェイスラインの生え際、もみあげなどの耳まわり、襟足も忘れずに塗ります。
前髪が長めの方は、念のためおでこも塗っておくと安心です。
とにかく、髪の毛や地肌など、染料がついて欲しくない場所にしっかり塗るのがコツ。
簡単でも構いませんので、事前に髪をブロッキングしておくと、生え際にクリームが塗りやすくなるでしょう。
染まりやすい耳には、イヤーキャップの利用をおすすめします。
保護クリームは染まり方に影響しないの?
保護クリームが付いていると、生え際の白髪がしっかり染まらないのでは?と心配される方がいます。
しかし、カラーリング専用の保護クリームの場合、染まり方に影響しません。
「髪はしっかり染まり、皮膚は染まらない」というのが保護クリームの特徴なのです。
先ほどお話ししたように、生え際までたっぷり塗りましょう。
こうした業務用のクリームは、美容院の専売品だと思われがちですが市販もされています。
一般の方でも、いわゆるプロ向けの保護クリームを購入する事が出来るのです。
白髪染め保護クリームの代用品は?
![白髪染め保護クリームの代用品](https://siragazome-ranking.com/wp-content/uploads/2017/07/question.jpg)
「白髪染めをしようと思ったら、保護クリームがない!」
セルフカラーの場合、こうした事が時々起ります。
しかし、保護クリームの代用品になるものがありますので、ひとまずそちらを使いましょう。
多くのご家庭にありそうなものを挙げると、ワセリン、コールドクリーム、リップクリーム、ハンドクリーム、シアバターなどです。
中でもワセリンは、美容院で保護クリームの代わりに使われる事があります。
保護クリームは、染料で染まらないように、油分で皮膚をカバーして保護するのが役割。
そのため、油分が多めでクリーム状のものならOKです。
これらを、生え際から5ミリ離して丁寧に塗ります。
自分では塗りにくい襟足などは、リップクリームが便利です。
ただし、代用品の場合、塗りすぎると染まりが悪くなる事があるので注意しましょう。
白髪染めと保護クリームのまとめ
![白髪染めと保護クリームのまとめ](https://siragazome-ranking.com/wp-content/uploads/2018/11/hogo-cream1.jpg)
白髪染めの時に、なぜ保護クリームを使うのかについてお話ししてきました。
保護クリームの役割は、生え際の皮膚が染まらないようにする事と、付いた染料を落としやすくする事。
そして、敏感なフェイスラインの皮膚を白髪染めの刺激から守る事です。
そのため、自宅でセルフカラーする場合も、ぜひお使い頂きたいと思います。
専用のクリームがない時には、家庭にあるもので代用も可能。
ただ、その場合は染まり方に影響を与える可能性がある点に注意する必要があります。
保護クリームを用意したり、使うのがちょっと面倒に感じるという方には、白髪染めトリートメントがおすすめです。
素手で扱える利尻ヘアカラートリートメントやルプルプなら、皮膚についた染料はお湯で流せば問題ありません。
地肌まで塗り込めるので、生え際の白髪もしっかり染められます。