白髪をあえて黒く染めずにいるという方は少なくありません。
著名人の中にも、おしゃれや誠実的な雰囲気を演出する目的で白髪をそのままにする人がいます。
しかし、そういった人たちの中には白髪の黄ばみに悩む人もいるのです。
白髪は真っ白というイメージを持たれていますが、黄色く変色する事があります。
今回は、白髪に黄ばみが出る原因や、その対処法について解説します。
もし白髪を黒染めしない場合でも、黄ばみへの対処が必要になる場合があります。
そのため、白髪染めをやめる予定のある人はぜひ参考にしてください。
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白髪に黄ばみが生じる原因
意図的に白髪を黒染めせずにいるなら、綺麗な状態で保っておきたい所です。
しかし、気付いたら白髪が黄ばんでいたという事もあり得えます。
白髪に黄ばみが生じる事については、日焼けが原因と考える人も多いと言えます。
しかし、実際の所は、日焼けだけで黄ばみが出る可能性はあまり高くありません。
外的要因に加え、髪そのものに起きる変化も白髪の黄ばみに関係しているのです。
ここでは、白髪が黄ばむ原因についてくわしく解説します。
加齢が原因?
白髪の黄ばみには、加齢が関係している場合があります。
人間の髪の毛は、メラニン色素によって色が付けられています。
メラニン色素には黒い色素「ユーメラニン」と黄色い色素「フェオメラニン」の2種類あり、これらが髪の色を作り出しているのです。
多くの日本人のユーメラニンは、本来フェオメラニンの約20倍あります。
しかし、年齢を重ねるとユーメラニンはどんどん減っていき、フェオメラニンの割合が高くなっていきます。
そうなると、真っ白でなく黄ばんだ白髪が生えてくる可能性が高まるのです。
白髪にパーマ液がかかる
美容院のパーマ液の影響で、もともと真っ白だった白髪が黄ばむ事があります。
具体的には、このような現象によって、黄ばみが生じる可能性があるのです。
・パーマ液に含まれるアルカリ剤が紫外線やドライヤーの熱に反応する
白髪を染めない状態でパーマをかけたいという人は、白髪の黄ばみについて美容師さんに相談してみましょう。
変色を防げるよう対処してもらえる可能性があります。
白髪の黄ばみに対処する方法
黄ばんだ白髪は近くで見られると分かってしまいます。
相手によっては、好印象を持たれにくい事もあるので、ぜひ対策しておきましょう。
白髪が黄ばむ事自体は、色素の問題などやむを得ない部分もありますが、あまり悲観的になる必要はありません。
白髪が黄ばんでしまったからでも対処法はあるのです。
ここでは、白髪の黄ばみに対処する方法を4つご紹介します。
ブリーチをかけたり黒染めをしたりする前に、こちらでご紹介する対処法を試してみてください。
紫色で対処する
白髪の黄ばみに対処する方法として紫色に染めるというものがあります。
紫色にするのは、この色が黄色の「補色」にあたるためです。
補色は反対色とも呼ばれています。
カラーコーディネートのテキストなどで見られる色相環図では、紫色は黄色のほぼ真向かいに位置しています。
黄色の反対色という位置づけである紫色は、白髪の黄ばみを打ち消す色として重宝されているのです。
そのため、美容院でも白髪の黄ばみに対処する方法として、紫色にカラーリングする事をすすめられるケースがあります。
もし抵抗がなければ、そうした手段も視野に入れてみましょう。
シャンプーやヘアカラートリートメントを使った対処法
美容院でカラーリングしてもらうのでなく、ヘアカラーシャンプーやヘアカラートリートメントで白髪を染めるという黄ばみ対処法もあります。
シャンプーやトリートメントは、何度か使わないと完璧には染まりませんが、髪や頭皮への負担が少ないというメリットがあります。
ヘアカラーシャンプー、ヘアカラートリートメントはドラッグストアだけでなく、バラエティーショップなどでも販売されている事が多いのです。
徐々に染まる特長もあるので、プリンにならない、周りから気づかれにくいというメリットもあります。
黄ばみの原因に合わせた対処法
白髪が黄ばむ原因に合った対処法をとる事も可能です。
まず日焼けによって白髪が黄色くなる場合は、外出時帽子をかぶったり日傘を差したりして紫外線を避けましょう。
また、パーマ液が原因で黄ばむ場合は、美容院で黄ばみを起こしにくいパーマ液を使うようお願いする事で、施術後の黄ばみを防げる可能性があります。
美容師さんもお客さんたちの仕上がりの希望に合ったパーマ液を選ぶので、黄ばみが怖いからといってパーマを諦める必要はないのです。
黄ばみを白くするアイテム
白髪の黄ばみに対処してくれるホワイトニングローションというアイテムがあります。
髪や頭皮に負担をあまり掛けずに黄ばみを改善させる効果が期待出来ます。
白髪全体にホワイトニングローションを塗布し、数分間放置したら洗い流してください。
何回か使っていく内に黄ばみが気にならなくなる可能性が高いのです。
使用の際は目に入らないよう注意してください。
ホワイトニングローションは、ドラッグストアやインターネット通販でも購入出来る可能性がありますが、美容院で購入出来る事もあります。
白髪と黄ばみのまとめ
黒染めしない白髪を楽しみたいという人には、日ごろから黄ばみに注意を払うのをオススメします。
思い切って白髪をカラーリングしてしまうというのも1つの対処法ですが、パーマや紫外線による黄ばみは避ける事が可能です。
また、色素のバランスなど体質的な要因による黄ばみでも、ホワイトニングローションを使い続ければいくらか改善出来る可能性があります。
「黄ばむのはしかたない」と諦める前に、今回ご紹介した対策法を試してみましょう。