せっかく白髪染めをしたのに、白髪がキラキラ…。
セルフカラーに限らず、美容院で染めたてなのに白髪が浮いてしまう事もありますよね。
白髪を隠そうとしたのに、かえって目立つなんて本当にガッカリです。
こちらでは、白髪が浮かないと言われている、6トーン以下の白髪染めについてお話ししたいと思います。
白髪が浮く原因や、なぜ6トーン以下なら大丈夫なのかを詳しく解説していきます。
また、メリットだけでなく、6トーン以下の白髪染めのデメリットについてもご紹介しますので、参考にしてください。
白髪染めで浮かないのは6トーン以下
白髪染めは髪色が暗くなるもの。
多くの方はそんなイメージをお持ちの事でしょう。
しかし、最近は明るい色の白髪染めも販売されています。
実際、人気があるのは地毛より、やや明るめのトーンの白髪染め。
そんな中、「白髪がキラキラと浮いてしまう!」という不満の声が増えています。
実は、日本人の髪色や髪質を考えると、白髪をしっかり染めたいなら6トーン以下の白髪染めが望ましいのです。
本来、黒髪も白髪もきちんと染められるはずの白髪染め。
それがなぜ、白髪が浮いてしまうのか、その原因と対策は次の通りです。
白髪が浮いてしまう原因
髪に黒い色を付けているのはメラニン色素です。
そして、メラニン色素が失われてしまったのが白髪。
メラニン色素が無くなると、毛髪内部の隙間に空気が入り込みます。
その空気が光に反射する事が、白髪がキラキラ光る直接的な原因です。
白髪染めで白髪が浮いてしまう原因は主に3つあります。
1.しっかり染まっていない
メラニン色素が失われたスペースを、きちんと染料で埋められれば白髪は浮きません。
色の選択や染め方を間違うと白髪がしっかり染まらず、反射しやすくなります。
2.トーンが明る過ぎる
白髪染めは、明るくなるほど染毛力が弱いのが特徴。
日本人の地毛より明るい6トーン以上の白髪染めでは、発色が悪くなり白髪がキラキラします。
3.ダメージヘア
傷んだ髪は、内部がスカスカで空気が入りやすい状態です。
また、色素が定着しにくいため白髪がよく染まらず、浮いてしまいます。
キラキラが気になるなら6トーン以下の白髪染め
一般的な日本人の地毛の明るさは、4~5トーンだと言われています。
これに対して、最近人気の明るいカラーの白髪染めは7~8トーンが中心です。
そして、このトーンの差こそがキラキラと浮く白髪の主な原因と言えるでしょう。
明るいトーンの白髪染めの場合は、ブリーチ力が強く染料は少なめの配合になります。
すると、白髪にはうっすら色が入る程度の仕上がりで、白髪が浮いてしまうのです。
つまり、白髪をしっかり染めるためには、ブリーチ剤と染料のバランスが重要になります。
白髪のキラキラが気になるなら、地毛の色と近く、明る過ぎない6トーン以下の白髪染めを選びましょう。
6トーン以下の白髪染めは、比較的退色がゆっくりです。
また、伸びてきた白髪も目立ちにくいため、キレイな状態が長持ちします。
6トーン以下の白髪染めのデメリット
6トーン以下の白髪染めのメリットは、白髪が浮かず色持ちが良い事です。
しかし、デメリットがないわけではありません。
暗くなり過ぎる事もある
白髪がキラキラと浮くのを避けるには、6トーン以下の白髪染めを使うのがおすすめです。
ただし、全ての方に当てはまるわけではありません。
というのも、染まり方は髪質や白髪の量、髪の状態などに左右されるのです。
特に、白髪が多い・細く柔らかい髪質・傷んだ髪は色が入りやすくなります。
先ほどもお話しした通り、白髪染めは染料(色素)が濃いカラー剤です。
そのため、染まりやすい髪質の場合、6トーンで染めると暗くなり過ぎる事もあります。
多くの白髪染め剤は、白髪の割合が30%の状態を基準に作られています。
全体の半分以上が白髪の方は、思った以上に真っ黒になり白髪が沈みがちです。
また、毛先にハイダメージがある方も要注意です。
白髪染めを繰り返す内、毛先だけがどんどん暗くなり、不自然な仕上がりになる事があります。
一度暗くした髪を明るくするのは難しい
もう一つのデメリットは、「一度暗くした髪を明るくするのはプロでも難しい」事です。
白髪染めの濃い色素で6トーン以下にしっかり染まった髪は、上から明るく染めてもトーンアップ出来ません。
しかも、根元の白髪(新生毛)だけは明るく染まりますから、見苦しいムラ染めになります。
脱染剤で一度色を抜き、染め直す事も出来ますが、美容院でもキレイに仕上がる保証はありません。
脱染剤を使えば髪は傷みますし、赤みが出てしまいムラになりやすいのです。
その他の方法としては、暗い色のカラー剤が抜けるのを我慢して待つ、あるいはカットする事くらいでしょう。
どちらにしろ、かなりの時間と忍耐が必要です。
白髪染めと6トーンのまとめ
白髪染めで白髪が浮かないようにするポイントは、6トーン以下のやや暗めの色を選ぶ事です。
白髪にしっかり色が入る事で、キラキラ光って悪目立ちしにくくなります。
ただし、髪質や髪の状態によっては、逆に白髪が沈む場合もあるため注意が必要です。
暗く染まった髪を明るく染め直すのは至難の業。
後で後悔しないように、自分の地毛に近いカラーとトーンの白髪染めを慎重に見極めましょう。
髪のダメージが気になる方には、トリートメントタイプの白髪染めがおすすめです。
利尻ヘアカラートリートメントやルプルプなら、傷むどころか使う度に髪を補修していきます。
薄付きのため、白髪の浮きや沈みも目立ちにくく、自然な感じで白髪をカバーが出来ます。
部分染めも全体染めもOK!使う回数を加減する事で、トーンの調整も可能です。