一日だけの白髪染め

「気になる白髪を今日だけ染めたい!」そんなシチュエーションは案外あるものです。
例えば、出掛けようとしたら目立つ場所に白髪を発見してしまったという場合。

また、久し振りに友達と会うのに白髪染めをする時間がない、という事もあるでしょう。
こうした悩みは、一日だけ染められる白髪染め「白髪隠し」を使う事で解決する事が出来ます。

こちらでは、白髪を素早く簡単にケア出来る白髪隠しについてお話ししたいと思います。
メリットやデメリット、選び方のポイントも分かりやすく解説します。

一日だけの白髪染めなら白髪隠しが便利

白髪隠しは、髪の表面に一時的に色を付けるタイプの白髪染めです。
一般的な白髪染めと違い、シャンプーで落ちてしまいますが、白髪をその場で簡単にケアする事が出来ます。

「即効性優先で持続性は求めない」という白髪染めをお探しなら、白髪隠しがおすすめです。
面倒な準備や後片付けが不必要で、気付いた時にサッと使える非常に便利なアイテムと言えるでしょう。

ただ、一日だけの白髪染めは種類が多く、選び方が難しいという声もあります。
そんな方のために、白髪隠しの特徴や使いやすさをタイプ別にご紹介します。

ブラシタイプ

先端がブラシ状になっていて、液体の白髪隠しが少しずつ出てきます。
塗るだけと使い方も簡単で、やや多めの白髪のケアも問題ありません。

気になった時に、自分ですぐ白髪をカバーする事が出来ます。
量を加減しながら塗る事が出来るため、仕上がりが自然なのが特徴です。

効果が一日だけのものと、白髪染めトリートメントのように徐々に色が入るタイプがあります。
ブラシのサイズが豊富なので、使う場所に合わせて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

ブラシに適量とり、髪の根元から毛先方向へ優しく塗るのが綺麗に仕上げるコツです。

マスカラタイプ

マスカラタイプは、細かい場所の白髪ケアにピッタリの白髪隠しです。
まつ毛用のマスカラと同じような形状で、先端に小さなブラシが付いています。

細かいブラシのおかげで、白髪染めが髪にしっかり絡むのが特徴です。
そのため、隠したい白髪だけピンポイントに塗る事が出来ます。

頭皮に付きにくいため、生え際や耳まわりなどの白髪も根元から綺麗に隠す事が出来るでしょう。
また、小さくて持ち運びに便利です。

外出先で気付いた白髪も、その場でさっと一塗りでケア完了します。
速乾性のものが多く色落ちもしにくいため、一日中しっかり白髪を隠してくれます。

ただ、厚塗りするとダマになりやすいため注意が必要です。

スティックタイプ

スティックタイプには、固形で口紅のようなタイプと先に筆が付いているものがあります。
スティックタイプは手が汚れず、べた付かないのが特徴です。

水に強いので、汗ばむ季節や雨の一日も安心です。
筆タイプは、1プッシュで適量の白髪染め剤が出てきます。

多くの場合、染料はややとろみがあり、数本の白髪をまとめてケアする事が出来ます。
どちらのタイプも持ち運び可、片手で使えるのも便利です。

鏡さえあれば、いつでもどこでも白髪ケアする事が出来ます。
スティックタイプは、フェイスラインや生え際、分け目などのピンポイントケアに適した白髪隠しです。

ただ、白髪の量が多い方には不向きでしょう。
内容量も少ないため、コスパも悪くなります。

ファンデーションタイプ

ファンデーションタイプは、見た目も使い方もメイク用のファンデーションとそっくりです。
白髪にパフやスポンジでパウダーをはたく事で色を付けます。

パウダーを薄く伸ばす、あるいは何度か重ねる事で、トーンの調整が出来るのが特徴です。
パウダータイプは薄毛でお悩みの方にとっても、嬉しい効果が期待出来ます。

頭皮に付いたパウダーが髪と髪の隙間を埋めてくれるため、髪がボリュームアップしたように見えるのです。
白髪染め後、伸びてきた根元の白髪を一気にカバーしたい方におすすめです。

ただ、他のタイプと比べると密着度が低くく、色落ちや色移りは避けられません。
汗や雨にも弱いため、一日に何度か重ねづけする必要があります。

コンシーラータイプ

コンシーラータイプの白髪隠しは、ファンデーションタイプの仲間で使い方もよく似ています。
こちらも白髪染めの効果は一日だけです。

ファンデーションタイプとの違いは硬さと塗り方。
コンシーラータイプは、ファンデーションタイプより硬いのが特徴です。

スポンジやパフではなく、チップにとって白髪に塗ります。
広範囲の白髪ケアには向きませんが、細かい部分の白髪を隠すのにピッタリです。

ファンデーションタイプだと不自然になりやすい生え際の白髪も、ナチュラルにカバーする事が出来ます。

スプレータイプ

白髪の量が多い方におすすめなのがスプレータイプ。
沢山の白髪をアッという間に隠せるのが特徴です。

全白髪に近い場合や、表面に白髪が多い方のケア適しています。
白髪だけでなく薄毛も気になる場合、一日限定ではありますが、薄毛部分のボリュームアップ効果も期待出来ます。

ただ、スプレータイプは使いこなすのがやや難しい白髪隠しです。
洋服や周囲の壁を汚れるため、使用時はケープ等でしっかりガードして下さい。

耳やフェイスラインにもカバーなどの対策が必須です。
また、ムラになりやすい上に、付け過ぎると固まってしまう事もあります。

美容院でよく使われている白髪染めですが、セルフケア用品としての使い勝手は良いとは言えません。

1日だけ染めれる白髪隠しのメリット・デメリット

1日だけ染めれる白髪隠しのメリット・デメリット

ここで、1日だけ染めれる白髪隠しのメリット・デメリットを整理してみましょう。
色々なタイプがあるため、「白髪隠し全般に共通するポイント」に絞ってまとめます。

メリット

  • すぐに染まる
  • 洗い流す必要がない
  • 携帯に便利
  • 部分染めが出来る
  • 髪や頭皮の負担が少ない

デメリット

  • 水に弱く色落ちする
  • 服を汚す事がある
  • 内容量が少ない
  • コスパが悪い

一番のメリットは気になる時にいつでも使える事。
使用後もすぐ出かけられます。

また、持ち運べるので外出先でも白髪ケアが出来ます。
細かい部分までしっかり染められますし、一般的な白髪染めと比べると低刺激です。

一方、最大のデメリットは色落ち・色移りです。
雨や汗で色落ちするため、フェイスラインや洋服・帽子などを汚してしまう事もあります。

使う場面や、季節を選ぶ必要があるでしょう。
また、容量が少ないため、継続的に使うと白髪染めよりコスパは悪くなります。

一日だけ染める白髪染め選びのポイント

一日だけ染める白髪染め選びのポイント

先ほどもお話しした通り、白髪隠しには大まかに分けても6つのタイプがあります。
当然、それぞれ特徴や使い勝手も違うわけです。

そんな中、一日だけ染める白髪染めをどう選べば良いのか分からないと迷われる方も少なくありません。
もちろん、一番大切なのは自分にとっての使いやすさです。

こちらでは、それ以外の白髪隠し選びのポイントをご紹介します。

色は1トーン濃いめがおすすめ

白髪隠しは、全体染めのカラーより1トーン濃いめの色を選ぶと自然に仕上がります。
多くの一日だけ染まるタイプは、染料が髪の内側まで浸透するわけではありません。

あくまでも髪の表面に着色しているだけなので、ヘアカラータイプの白髪染めと比べるとやや明るめに発色します。
そのため、少し暗めの色を選んだ方が白髪部分が目立たず、周りとよく馴染むのです。

ただし、スプレータイプなどで広い範囲の白髪を隠す時は、地毛あるいは全体染めの色に近いカラーをおすすめします。
濃い色を選ぶと染めた部分が目立ち過ぎて、かえって不自然になりやすいので注意しましょう。

全体染めの回数を減らしたい場合

白髪隠しを上手に利用して、全体染めの回数を減らしたいという方もいると思います。
その場合は、徐々に染まっていくタイプの白髪隠しを選びましょう。

白髪隠しには、一日だけ染まってシャンプーで落ちるタイプと、髪を洗っても完全には色が落ちないものがあります。
色が残るタイプを繰り返し使えば、少しずつ白髪に色が入ります。

そのため、白髪染めの回数を減らす事が出来るというわけです。
しかし、徐々に染まるタイプは、発色がやや弱い事があります。

「徐々に染まる事」と「今ある白髪をしっかり隠す事」のどちらを重視するのか、よく考える必要があるでしょう。

成分をチェックする

白髪染めを選ぶ時、カラー剤の成分を気にされている方が多いと思います。
ヘアカラーには、アレルギーやかぶれ症状の原因物質が含まれている事があると広く知られているからでしょう。

その反面、一日だけ染まるタイプは洗えば落ちてしまうから大丈夫!と思われがちです。
しかし、やはり髪や頭皮に触れるものですから、配合成分をよくチェックする事をおすすめします。

アレルギー体質や敏感肌の方はもちろん、髪や頭皮の負担が気になる方は無添加タイプの白髪隠しを選びましょう。

一日だけの白髪染め・タイプ別の選び方

一日だけの白髪染め・タイプ別の選び方

続いて、一日だけの白髪染めの選び方について別の視点から考えてみましょう。
白髪の量や生え方のタイプ別におすすめの白髪隠しをご紹介します。

白髪が一本だけの場合

黒髪の中に白髪が一本だけあると非常に目立つもの。
白髪を抜くのは良くありませんし、そのままにしておけば一日中気になります。

そんな時は、マスカラタイプの白髪隠しがおすすめです。
細かいブラシで、白髪をピンポイントにカバー出来るのがマスカラタイプのメリット。

地肌や周りの髪を汚す事なく、根元までしっかり白髪を隠す事が出来ます。
白髪染めの染め残しや、一本だけの若白髪のケアにもピッタリです。

分け目や生え際の白髪が気になる場合

分け目や生え際の白髪ケアには、スティックタイプやコンシーラータイプの白髪隠しがおすすめです。
髪は一日に0.3~0.5ミリ伸びると言われています。

そのため、白髪染めをして2週間もすれば、伸びてきた白髪が目立ち始めるでしょう。
特に、分け目や生え際にかたまって生えてくる白髪が気になるという方が多いようです。

その場合、スティックタイプやコンシーラータイプが使いやすいでしょう。
先端が筆や小さ目のチップになっているため、ある程度まとまった白髪も簡単に隠せます。

広範囲の白髪をカバーしたい時

広範囲の白髪をカバーしたいなら、ファンデーションタイプかスプレータイプです。
白髪染めから時間が経ち、白髪が2センチ以上伸びている場合は、他のタイプの白髪隠しでは難しいでしょう。

そんな時は、一日だけ染まるファンデーションタイプやスプレータイプが便利。
白髪の量が多く、隠したいスペースが広くても、素早く白髪を隠す事が出来ます。

初心者でも使いやすい

白髪隠しが初めてという方は、ブラシタイプかスティックタイプが使いやすいでしょう。
ブラシタイプは使い方がとても簡単です。

普通にクシでとかすようにするだけで、生え際の白髪を一日中キレイに隠せます。
また、量を加減しながら塗る事が出来るため、初心者でも失敗が少ないでしょう。

先端に筆の付いたスティックタイプもおすすめです。
1プッシュで白髪染めが適量出るので、塗り過ぎる心配がありません。

これに対して、マスカラタイプは厚塗りやダマになりやすいため、慣れない方には不向きです。

白髪染めと一日のまとめ

白髪染めと一日のまとめ

一日だけ染められる便利な白髪染め・白髪隠しと、その選び方についてお話ししてきました。
気になった時にすぐ対応出来るのが白髪隠しの一番の魅力です。

また、白髪隠しはバリエーションが豊富。

  • ブラシタイプ
  • マスカラタイプ
  • スティックタイプ
  • ファンデーションタイプ
  • コンシーラータイプ
  • スプレータイプ

しっかり白髪をカバーするためにも、その中から自分合ったタイプを見つける事が重要です。
ただ、白髪隠しも万能ではありません。

白髪が増えてくると、美しい状態をキープするのが大変になってきます。
手間やコスト面を考えれば、徐々に染まるタイプの白髪染めを使う方が良いケースもあるでしょう。

おすすめは、髪や頭皮に優しい利尻ヘアカラートリートメントやルプルプです。
毎日お風呂で使う事で、広い範囲の白髪も自然にカバー出来ます。