ヘアカラーグッズには、ヘアカラーシャンプーというアイテムもあります。
白髪染め用のヘアカラーシャンプーもありますし、ブリーチした髪に色を付けるおしゃれ染め用のヘアカラーシャンプーもあるのです。
ヘアカラートリートメントと同じく、自宅で手軽に髪を染められるグッズの1つです。
ヘアカラーシャンプーには、ヘアカラー剤のような即効性はありませんが、何度か使う事によって髪が染まっていきます。
今回は、ヘアカラーシャンプーについて、「本当に髪が染まるのか」という点や効果的な使い方についてご説明します。
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髪が染まるヘアカラーシャンプーとは?
ヘアカラーシャンプーは、髪を洗う事で色を付けていくアイテムです。
普段使っているシャンプーの代わりに使えば、自宅で手軽にヘアカラーを楽しめます。
白髪を黒やブラウンに染めるタイプが一般的に知られていますが、ピンク色や紫色に染めるタイプもあります。
ドラッグストアで手に入れる事は難しいのですが、ドン・キホーテやロフトといったバラエティーショップに行けば手に入りやすいのです。
ここでは、ヘアカラーシャンプーのメリットやデメリット、加えて本当に髪がちゃんと染まるのかという点にも触れます。
ヘアカラーシャンプーの有効成分
ヘアカラーシャンプーに含まれている染料は、ウコンやクチナシなどから抽出した色素挙げられます。
こうした天然由来の色素が使われたヘアカラーシャンプーであれば、ダメージを与える事なく髪が染まるのです。
白髪染め用のヘアカラーシャンプーを探している場合、白髪ケア成分の含まれたものをオススメします。
具体的には、髪を補修したりメラニン色素の働きを助けるヘマチンや、メラニン色素の増加を促すチロシンという成分です。
また、白髪染め用のトリートメントやシャンプーには、フコイダンという成分がよく使われます。
このフコイダンは、髪に潤いを与える働きを持ちますが、髪に染料を浸透するのを助ける効果も期待出来るのです。
ヘアカラーシャンプーのメリット
ヘアカラー剤と異なり、また普段のシャンプーと同じ要領で使えるヘアカラーシャンプーには、このようなメリットがあります。
- 髪や頭皮へのダメージが少ない
- 使い方が簡単
- 時間がかからない
- 髪全体を染めやすい
- コストパフォーマンスが良い
- 自然な色合いで染まる
- 色落ちの心配が少ない
ヘアカラー中の色落ちのほとんどはシャンプーが原因です。
しかし、ヘアカラーシャンプーを使えば、シャンプー自体がヘアカラーのアイテムになります。
そのため、色落ちのリスクが一気に少なくなるのです。
ヘアカラーシャンプーのデメリット
使いやすいヘアカラーシャンプーですが、これで髪を染める時はこのような点に注意してください。
- 黒髪が染まる事はほぼない
- 何度か使わないと染まりにくい
- 通常のシャンプーより値段が高い
- 浴室を汚す恐れがある
- 商品によっては泡立てた後待機しなくてはならない
- 通常のシャンプー以上に念入りにすすぐ必要がある
美容院に行ったりヘアカラー剤を買い続けるよりは、ヘアカラーシャンプーを使った方がコストパフォーマンスは良いのです。
しかし、通常のシャンプーと比べると、どうしても値が張ります。
また、髪を染める機能のあるシャンプーなので、浴室や衣類の汚れにはくれぐれも気を付けてください。
ヘアカラーシャンプーがおすすめの人
以下のようなタイプの方に、ヘアカラーシャンプーがオススメです。
- 髪や頭皮をいたわりながら染めたい
- ヘアカラー剤で頭皮が荒れる
- 白髪の量が多く染め残しが心配
- 白髪ぼかしをしたい
- 髪が短い
短髪の場合、ヘアカラー剤を使うと頭皮まで染まる恐れがあるため、ヘアカラーシャンプーが向いています。
だからと言って、ロングヘアに不向きというわけではなく、染め残しの心配が少なくなるという点では、髪の長い人にもヘアカラーシャンプーがオススメ出来ます。
ヘアカラーシャンプーは本当に染まる?
シャンプーは本来髪を洗うためのものです。
そのため、ヘアカラー用とは言え、白髪やブリーチした髪が本当に染まるのか心配する人もいます。
実際、ヘアカラーシャンプーで髪は染まるのです。
髪質やヘアカラーシャンプーの品質により、1回で色の変化が見られる可能性もあります。
しかし、基本的には何回か使っていくうちに、少しずつ染まるものと考えてください。
また、通常のシャンプーを使うと、色はどんどん落ちていってしまいます。
色持ちさせたいのであれば、継続してヘアカラーシャンプーを使いましょう。
同じような色味のヘアカラートリートメントと併用すると、より染まりや色持ちが良くなります。
髪が染まるためのヘアカラーシャンプーの効果的な使い方
ヘアカラーシャンプーでよりよく髪が染まるようにするには、以下のような事を実践しましょう。
- シャンプー前に髪をとかす
- 予洗いの後水気をしっかり切る
- 髪によく揉み込む
- 泡立てた後放置する時間を長くする
- 次に染めるまでの間も白髪ケアをする
- ヘアカラーシャンプーをたっぷりと使う
途中の項目にある、「次に染めるまでの間の白髪ケア」とは、白髪を予防するためのケアを意味します。
白髪染めのヘアカラーシャンプーを使っている人には、間に通常のシャンプーを挟む場合、白髪を予防する働きのあるシャンプーを使うのをオススメします。
色落ちしないよう、洗浄力が強過ぎないものを選ぶ事も大切です。
また、おしゃれ染めの場合、異なる色のヘアカラーシャンプーをミックスするという使い方があります。
例えば、ピンク色のカラーシャンプーと紫色のカラーシャンプーを混ぜて使うと、やや落ち着いた色味のピンクベージュになる事があります。
カラーシャンプーの効果を楽しむために、好みに合わせてミックスしてみましょう。
髪がしっかり染まるヘアカラーシャンプーの選び方
理想の色に髪が染まるようにするなら、商品の特徴をみながら選びましょう。
ここでは、ヘアカラーシャンプーの選び方についてご説明します。
使い続けるものである以上、値段を重視するのも悪い事ではありません。
それに加え、このような点にも注意を向けて購入を検討しましょう。
- 色のイメージ
- 手軽さ
- ヘアカラートリートメントと比較する
- 安心して使える成分の入ったもの
ただし、人によってはヘアカラーシャンプーより、ヘアカラートリートメントの方が向いている事もあります。
色のイメージ
おしゃれ染めにおいては、当然自分の希望する色を厳選するべきですが、白髪染め用のヘアカラーシャンプーを購入する場合も同様です。
例えば、ブラックを選びたいとしても、商品によってどのような感じの色になるかは異なるのです。
しっかり黒く染まる商品もあれば、白髪ぼかし程度にしか染まらない商品もあります。
ネット上の口コミを参考にするか、お店に毛束のサンプルがあれば参考にしましょう。
とりあえず購入してみて、1本使ってから継続を検討するのも1つの手段です。
手軽さ
ヘアカラー剤やヘアカラートリートメントで髪を染めた場合、10~20分放置しなくてはならないので染めるのに手間が掛かるのです。
それに対し、ヘアカラーシャンプーは、特に白髪染め用のものは多くが泡立てて洗い流せばお終いなので、手軽に使う事が出来ます。
商品によっては、泡立ててから5~10分置く事で染まるものもあります。
しかし、放置する手間を嫌がる人のために、泡立ててすぐ洗い流せるヘアカラーシャンプーも販売されているのです。
すぐに洗い流したいという人は、待ち時間のいらないタイプのヘアカラーシャンプーを探しましょう。
ヘアカラートリートメントと比較する
ヘアカラーシャンプーとヘアカラートリートメント両方を使って髪の毛を観察すれば、どちらが自分好みの仕上がりになるかが分かります。
同じ色味のものを使って観察しましょう。
ヘアカラートリートメントの方が、髪がしっかり染まる傾向にあります。
少ない使用回数で色を入れたいのであれば、ヘアカラーシャンプーよりヘアカラートリートメントの方がオススメです。
短期間で色を入れたい人で、どうしてもヘアカラーシャンプーを使いたいという人は、濃い色のヘアカラーシャンプーを選びましょう。
そうすれば、1~2度の使用でも色の変化を実感出来る可能性があります。
安心して使える成分の入ったもの
髪がきちんと染まるかどうかも大切ですが、頭皮に合うかどうかも確かめなくてはなりません。
ヘアカラー剤で頭皮が炎症を起こした事があるという人は特に、ヘアカラーシャンプーの成分をチェックしましょう。
ジアミン系の染料やタール系色素が入っているものは、アレルギー症状により頭皮の炎症や体調不良に繋がる恐れがあります。
防腐剤のメチルパラベンなど、パラベン系の成分も出来れば避けてください。
極めて危険な成分というわけではありません。
しかし、パラベン系の成分が入ったヘアカラーシャンプーを使った後に紫外線を浴びると、肌の老化を招く可能性があるのです。
頭皮への刺激が心配な人は、ヘアカラーシャンプーのラベルを確認しておきましょう。
白髪染めシャンプーのおすすめランキング
ここではオススメの白髪染め用ヘアカラーシャンプーとして、以下の商品をご紹介します。
- 利尻カラーシャンプー
- 黒曜 白髪染めシャンプー
いずれのヘアカラーシャンプーも天然由来の成分が使われており、頭皮や髪にほとんど負担をかけずに染まる商品です。
ヘアカラー剤や他のヘアカラーシャンプーでアレルギー症状を起こした事がある人はぜひ試してみてください。
今の髪の色や値段、成分などを考慮しながら、自分に合ったヘアカラーシャンプーを選びましょう。
利尻カラーシャンプー
このヘアカラーシャンプーはノンシリコンで、ジアミン系の染料やタール系色素など人体に刺激となり得る成分も含まれていません。
シコン、クチナシ、ウコン、アナトーから抽出された天然由来の色素によって髪が染まるのです。
加えて利尻昆布のエキスが髪を保湿してくれます。
カラーは以下の4種類です。
- ライトブラウン
- ナチュラルブラウン
- ダークブラウン
- ブラック
頭皮と髪の汚れを落とすシャンプー本来の機能を持ちながら、髪を染める力もキープされています。
そのため、汚れと一緒に染料まで流れていってしまうという事はありません。
また、きめ細かい泡を作れるのも利尻カラーシャンプーの特徴で、生え際までしっかり泡が行き届きます。
黒耀シャンプー
シャリンバイという植物の色素を使って作られたヘアカラーシャンプーです。
バラ科の植物であるシャリンバイは、奄美大島の伝統工芸品、大島紬の染料として用いられる天然の染料です。
少しずつ髪が染まるタイプので、ナチュラルな仕上がりになります。
こちらの商品もジアミン系、パラベン系の成分が用いられていないためアレルギー症状の心配はあまりありません。
黒耀にはシャンプーとヘアパックがあります。
より効果を得やすくするために、出来れば両方使いましょう。
髪が染まるヘアカラーシャンプーのまとめ
ヘアカラーシャンプーは汚れを落としながらも髪をちゃんと染めてくれるアイテムです。
ヘアカラートリートメントと同じく、髪や頭皮をいたわりながらカラーリングしたいという人にオススメです。
ヘアカラーシャンプーは、使用を中止してしまうと徐々に色が抜けていってしまいます。
特に、白髪染めが目的でヘアカラーシャンプーを使う人は、2~3日に1度はシャンプーで髪を染めましょう。
すぐに色が入るヘアカラーシャンプーもあるのですが、そういったタイプは刺激性のある成分が使われている恐れがあります。
低刺激にこだわるなら、何回か使っていくうちに髪が染まるタイプを選びましょう。