一般的に、白髪は髪全体が白くなると思われがちです。
しかし、1本の髪の中で白髪と黒髪が混在した髪を、目にされる事もあるのではないでしょうか?
例えば、「根元は黒いのに毛先は白髪」あるいは「根元は白髪なのに毛先は黒髪」などです。
こちらでは、根元と毛先の色が違う白髪が生えてくる原因と対処法についてお話ししたいと思います。
こうした白髪と普通の白髪との違いや、改善方法もご紹介しますので参考にしてください。
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根元だけじゃない?白髪にも色々なパターンが?
白髪には根元だけ白髪、毛先や途中だけ白髪で残りの部分は黒髪など、生え方にいくつかのパターンがあります。
白髪とはメラノサイトの働きが弱まった髪の事です。
メラノサイトの機能を低下させる原因には、老化・栄養不良・生活習慣の乱れ・ストレスなどが挙げられます。
髪は、成長期、退行期、休止期というヘアサイクルを繰り返しながら成長します。
ヘアサイクルの途中でメラノサイトの活性が低下すると、そこから先が白髪になります。
その逆もまた然りです。
1本の髪の成長期は4年以上あると言われています。
つまり、その間に生活環境や食生活などに変化があれば、髪の色が途中で変わる事もあり得るのです。
私達の暮らしは日々変化していますから、例え中途半端な白髪が生えてきたとしても不思議な事ではありません。
根元だけ白髪で毛先は黒髪は体調不良?
しかし、注意が必要なタイプの白髪があります。
根元だけが白髪で毛先は黒いままの髪は、体調不良のサインの可能性があるのです。
老化や遺伝による白髪の場合は、髪の途中で色の変化が見られる事はないと言われています。
つまり、毛先だけ黒い白髪は、黒髪として成長していた髪が急に白髪になった事を意味しています。
白髪の直接的な原因は、メラノサイトの機能低下です。
そして、それを引き起こすのは、栄養不足や強いストレス・病気などの体調不良とされています。
よって、黒髪が突然白髪になった場合、その時点で心身に何らかの変調をきたしたと考えるのが自然でしょう。
何か思い当たる事があるという方は、放置すると大病に繋がる恐れもあります。
そのため、身体を休めたり病院を受診するようにしましょう。
毛先だけ白髪で根元は黒髪、なぜ?
逆に、毛先だけ白髪で根元は黒い場合は、良い兆しと言えるでしょう。
これは、低下していたメラノサイトの機能に改善が見られた事を意味しています。
つまり、何らかの原因で一時的に活動が弱まっていたメラノサイトが、再び元気になって黒髪に戻ったという事です。
ストレスや精神的なショック、妊娠・出産などによる心身の負担は、メラノサイトや毛髪サイクルの異常を引き起こします。
しかし、それらが解消されればメラノサイトはメラニン色素の生成を再開し、また黒髪が生えてくるのです。
なお、黒髪、白髪、黒髪というパターンの髪があるのも同じ理由になります。
根元だけ・毛先だけ白髪の対処法
根元だけ・毛先だけなど中途半端な白髪は、老化が原因の白髪と比べると対処が簡単と言われています。
メラノサイトの機能が衰えた理由が加齢のケースでは、残念ながら白髪の改善は難しくなります。
しかしながら、中途半端な白髪の場合は、メラノサイトの活性を弱めた原因を取り除く事で、また黒髪を取り戻せるのです。
白髪とは言え、メラノサイト(色素細胞)が全くないわけではありません。
一気にゼロになるのではなく、徐々に減少していくのではないかと考えられています。
そのため、一時的に弱まったメラノサイトの機能を回復させる事が出来れば、中途半端な白髪の改善は可能と言えるでしょう。
対処法について具体的に説明していきます。
根元は黒髪で毛先だけ白髪、どうすれば良いの?
先ほどもお話しましたが、根元が黒髪で毛先だけが白髪の場合は、白髪が回復したという事です。
髪は根元から伸びていきます。
よって、毛先は以前の状態を、そして根元付近の髪は最近の体調・毛髪環境を反映していると言えるでしょう。
そのため、根元が黒髪であれば、現在はメラノサイトが正常に機能している事を示しています。
今後伸びて来るのは黒い髪ですから、基本的にはそのままで問題がないでしょう。
ただ、髪は少しずつしか伸びません。
人によっては、ツートンカラー状態の髪が気になる事もあるかと思います。
その場合、抜かずにカットすると良いでしょう。
せっかく生えてきた黒髪を抜くのは勿体ないですし、無理に抜けば周りの健康な髪にも影響を与える恐れがあります。
根元だけ白髪対策1:食事と栄養
一方、根元だけ白髪の場合は、メラノサイトの働きを活性化させるための対策が必要でしょう。
まず第一に考えなければならないのは、食事と栄養バランスです。
乱れた食生活や栄養不足では、髪にも十分な栄養や酸素が届きません。
また、それらを運ぶのは血液の役目です。
そのため、栄養バランスに気を付けたり、髪に良い成分・血行を促進する食材を積極的に摂取する事が大切になります。
髪の毛の材料となるタンパク質はもちろん、次のような食品や栄養素を過不足なく食べる事は有効な白髪対策と言えるのです。
成分 | 食品 |
---|---|
動物性タンパク質 | 肉や魚、卵 |
植物性タンパク質 | 豆腐や納豆などの大豆製品 |
ミネラル | 海藻や貝類 |
ビタミンE | ナッツ、植物オイル、魚介類(血行促進効果) |
ビタミンC | 果物類(ビタミンEと好相性) |
根元だけ白髪対策2:ストレスと睡眠
メラノサイトはストレスに弱い性質を持っています。
ストレスが生み出す活性酸素は、メラノサイトの活動を妨げるのです。
また、ストレスを感じると交感神経が優位になり、身体は緊張した状態となります。
その際、血管の収縮を伴うため、髪は血行不良・栄養不足に陥ってしまいます。
それによって、頭皮の毛細血管に十分な栄養や血液が届かなくなり、白髪が生えてくるのです。
さらに、ストレスはしばしば睡眠不足を招きます。
睡眠不足もまた、交感神経を刺激する事から白髪原因の一つと言えます。
よって、ストレスを上手に発散してリフレッシュしたり、よく眠る事は白髪対策に繋がると考えられます。
特に質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、メラノサイトの若返りを助けるとされており、根元の白髪改善に有効です。
根元だけ白髪対策3:運動不足
運動不足はメラノサイトの活動を鈍らせ、根元の白髪の原因となります。
身体を動かさないと、身体の血行が悪くなってしまいます。
すると、メラノサイトや毛母細胞が栄養不足となり、活性が低下します。
裏を返せば、適度な運動により血行が促進されれば、メラノサイトは元気を取り戻すという事です。
また、運動には血中の脂肪などを燃やし、血液さらさら効果も期待出来ます。
脂肪など血液中の余計なものが無くなる事で血流が改善、よりメラノサイトに栄養が届きやすくなります。
よって、適度な運動はメラノサイトの活動を高め、髪を黒くするのに役立つと言えるでしょう。
中でも有効なのが全身の血液循環を促す、足を使う運動です。
ウォーキングはもちろん、日頃からなるべく歩く心掛けも大切と言えます。
根元だけ白髪対策4:病気の疑いも?
繰り返しになりますが、根元だけ白髪で毛先は黒髪の場合、体調不良が原因の事があります。
白髪対策を行っても、一向に改善しない時は、次のような病気が隠れている可能性も否定出来ません。
当てはまる症状がある方は、念のため医師の診察を受けると安心です。
白斑(尋常性白斑)
皮膚が白く抜けたようにまだらになる。
頭皮に発生した場合、そこには白髪が生えてくると言われています。
発症原因は遺伝又はストレスなどです。
甲状腺機能低下症
40代以上の女性に多い疾患で、甲状腺ホルモンの分泌量が低下。
倦怠感、白髪や脱毛などの症状が見られます。
成長ホルモン分泌不全症
脳腫瘍などの影響で、成長ホルモンの分泌が極端に少なくなってしまう病気です。
症状は白髪の他、皮膚の乾燥や体重増加などがあります。
根元だけ白髪対策5:綺麗に染める方法
根元だけのような不自然・中途半端な白髪は良く目立ちます。
量が多い場合はカットするにも限界がありますし、1~3の対策は効果が現れるまでに時間が必要です。
こうした白髪を綺麗にカバーするためには、やはり白髪染めを使うのが近道と言えるでしょう。
しかし、白髪染め選びはとても大切です。
一般の白髪染めカラーは、髪や頭皮にとって大きな負担となります。
刺激の強い成分はメラノサイトの活動に悪影響を与え、白髪の原因になる恐れがあると言われています。
その点、ルプルプや利尻などのカラートリートメントは、そうした心配のない髪や地肌に優しい白髪染めです。
ゆっくり色が入っていくため、不自然な白髪も違和感なく染める事が出来ます。
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根元の白髪のまとめ
このように、根元と毛先の色が違う白髪は特別珍しいわけではありません。
しかし、根元だけ白髪の髪が急に増えた場合は、病気や体調の変化のサインの可能性がある点には注意が必要でしょう。
根元の白髪対策のポイントは次の5つです。
- 栄養バランスを意識した食生活を心掛ける
- ストレスを上手に発散する
- 良質の睡眠
- 適度な運動による血行促進
- 髪に優しい白髪染めの使用
中でも、白髪染め選びは重要です。
毛染め剤選びを間違えると、白髪をカバーするつもりが、かえって白髪を増やしかねない可能性もあります。
オススメはルプルプや利尻など、低刺激で安全な白髪染めです。
カラートリートメントは白髪のみが染まるので、根元だけなど中途半端な白髪のケアに最適と言えるでしょう。