自分と同年代なのに白髪が少ない人を見ると、やっぱりうちの家系は白髪になりやすい体質なのかな?と疑問に思いますよね。
遺伝のせいで白髪になっているとしたら、もう対策のしようが無いと諦めてしまっている人も多いはずです。
今回は、そんな白髪と体質の関係性について研究データなどを元に徹底的に調べてみました。
白髪の本当の原因や体質改善の方法などもご紹介しているので、ぜひ参考にしながら今後の白髪予防に活かしてください。
⇒【PR】10日間返金保証!白髪染めトリートメントを見てみる。
白髪になりやすい体質が遺伝するという科学的根拠はない
白髪になりやすい体質が遺伝するかどうかの研究は、現在ハッキリと解明されていない部分が多いのです。
そのため、現段階で白髪の原因=体質が親から遺伝したせいだ!と結論付けるのは、難しいでしょう。
ただし、中にはラテンアメリカ人6,000人以上を対象とした研究で、IRF4という髪の色に影響を及ぼす遺伝子が発見されたというデータもあります。
今後は技術の進化と共に、更にこういった研究が進む事でしょう。
そして、白髪になりやすい体質と遺伝の謎が解き明かされる可能性もあるかもしれません。
では、現在解明されている白髪の原因について詳しく解説していきましょう。
ロンドン大学ユニバーシティカレッジ ルイス・リナレス教授「混合されたラテンアメリカ人におけるゲノムワイドな関連性のスキャンは、座面および頭皮の毛の特徴に影響を及ぼす遺伝子座を同定する」https://www.nature.com/articles/ncomms10815(参照2017-10-31)
白髪の原因は体質の遺伝というよりも老化
白髪の原因の中でも、はっきりとした研究データの裏付けがあるのは「老化」です。
具体的には、色素幹細胞(しきそかんさいぼう)と呼ばれる黒い髪の色を作り出している細胞が、加齢と共に体の内外からのダメージを受けて損傷し、数が減少する事が白髪の増加に関係しているという内容となっています。
白髪は、35歳前後になると生え始めてくる人が多いもの。
そのため、もしも白髪を見つけた時は、体質の遺伝よりも老化現象を疑うと良いでしょう。
東京医科歯科大学難治疾患研究所 西村栄美教授ら「幹細胞がストレスに抵抗し品質を保つ仕組みを解明」http://www.tmd.ac.jp/mri/press/press10/index.html(参照2017-10-31)
若白髪が生えるのは体質の遺伝だけのせいではない
先ほども申し上げたように、白髪の原因は老化だと言われています。
しかし、中には10代や20代の頃から、いわゆる”若白髪”に悩まされている人も多い事でしょう。
それこそ、親から白髪になりやすい体質が遺伝したんじゃないかと思いますよね。
しかし、遺伝はあくまでも若白髪の1つの要因に過ぎません。
ですから、親から受け継いだ体質のせいだと決めつけて、白髪の対策や予防を辞めてしまうのは短絡的過ぎると言えるでしょう。
将来的に技術が進化して、今以上に白髪の謎が解き明かされた時に健康な細胞が少しでも残っていれば、黒髪を取り戻せるかもしれません。
ぜひ、これからご紹介する体質改善の方法を試しながら、未来に希望を繋げていきましょう。
体質改善をして白髪予防するなら3つの老化対策を!
現段階で分かっている白髪予防の方法は、健康的な生活を送って体を酸化ストレスから守り、老化対策をする事です。
ストレス・食生活の乱れ・睡眠や運動の不足など、白髪の原因を作り出す1つ1つの要因を無くしていく事で、細胞の損傷を緩和できます。
ただし、この方法によって白髪の増加を劇的に食い止めたり、黒髪へと蘇らせる事は出来ません。
目立ってきた白髪は、髪に優しい利尻やルプルプ等のヘアカラートリートメントで染めて対応する事で、美髪を保てるでしょう。
では、具体的に生活習慣が乱れている人の体質改善に役立つ方法をご紹介します。
体質改善と白髪予防には食生活の見直し
食生活の乱れは、体を酸化させて活性酵素を増やし、老化現象を引き起こします。
ですから、以下のような体を酸化させる原因の元になる食べ物は、日常的に摂取するのを避けるようにしましょう。
【身体を酸化させる代表的な食べ物】
- インスタント食品(カップラーメンなど)
- スナック菓子(ポテチ、じゃがりこなど)
- 糖分が高い飲み物(コーラ、ファンタなど)
- 加工されたお肉(ソーセージ、ハム、ベーコンなど)
- サラダ油などを多く使った料理(唐揚げ、天ぷらなど)
- コンビニやスーパーなどで販売しているお惣菜やお弁当
逆に、抗酸化作用の高い以下のような食材を意識的に食べるようにすれば、老化の進行を遅らせられます。
【抗酸化作用の高い食べ物】
- 果物(バナナ、ブルーベリー、イチゴなど)
- 緑黄色野菜(かぼちゃ、人参、トマトなど)
- 香味野菜(にんにく、ネギ、生姜など)
- 大豆類(納豆、豆腐など)
- ナッツ類(アーモンド、くるみ)
- 海鮮類(さけ、えび、カニなど)
いきなり食生活を変えるのは難しいかもしれません。
少しずつ食べる物を見直して体質改善をして白髪予防をしましょう。
体質改善と白髪予防には睡眠と運動時間の確保
睡眠や運動が不足すると、身体に酸化ストレスが掛かり老化が促進されてしまいます。
そして、白髪になるというわけです。
ですから、適度な運動と質の良い睡眠を確保などの体質改善をするために、以下の事を意識してみましょう。
【質の良い睡眠を作る方法】
- 朝は太陽光を浴びて体内時計をリセットする。
- 日中に程よく運動してメリハリをつける。
- 寝付きを良くするために、就寝する2時間ほど前に入浴して体を温める。
- 就寝前にカフェインの多い飲み物は避ける。(コーヒー、緑茶、紅茶など)
- 眠る前にパソコンやスマホをいじらないようにする。
【適度な運動の目安時間】
- 18歳~64歳以下は1日60分ほどのウォーキングと10分ほどの筋力トレーニング
- 65歳以上は1日40分ほどのウォーキングと10分ほどの筋力トレーニング
ただし、必要以上に寝てしまう生活が続いたり、過度に運動をしてしまうと逆に酸化ストレスが増加してしまう危険があります。
何事もほどほどにという言葉を忘れずに取り組むようにしましょう。
体質改善と白髪予防にはストレス解消
心理的ストレスが重症化してしまうと、体に負担が掛かり老化を促進してしまいます。
知らない間に溜まりやすいストレスは、以下のような方法を試しながら解消するようにしましょう。
【ストレス解消の方法】
- 有酸素運動で疲れない程度にスッキリする。(散歩、ダンス、サイクリングなど)
- 深呼吸しながら瞑想する時間を作る。(1日5分~10分くらい)
- 曲を聞いたり、思いっきり大声で歌う。
- 日記に自分の気持ちを書きなぐる。
- お笑いやバラエティの力で笑う。
気持ちに余裕が持てないと、リラックス出来る時間を取ろうという気分になるのは難しいかもしれません。
しかし、上記のような生活に取り入れられる要素を少しずつ増やしてみてください。
ストレス解消、体質改善を行う事で、白髪予防に繋がります。
⇒【PR】10日間返金保証!白髪染めトリートメントを見てみる。
白髪と体質のまとめ
白髪の研究は、解明されていない部分も多いと言えます。
そのため、白髪になりやすい体質が親から先天的に遺伝しているかどうかを調べるのは難しいのです。
ですから、自分の白髪は遺伝のせいだと諦めてしまうよりも、後天的な要素で白髪になりやすい体質を作ってしまっている生活を改善した方が良いでしょう。
特に、生活習慣の要になる「食生活」「睡眠」「運動」「ストレス」には、意識的に注意をするようにして下さい。
ただし、上記の要素を見直しても白髪を急激に減らしたり防ぐ事は出来ません。
継続的に健康的な生活は送りつつ、目立つ白髪は髪へのダメージが少ないヘアカラートリートメントなどで対応すると良いでしょう。